やきもの探訪コース

伊万里・有田のやきものを堪能するコース!やきものを鑑賞するだけでなく、窯元を見たり、歴史を学んでもっとやきものが好きになるはず。
秘窯の里 大川内山

三方を山に囲まれ、山水画のような奇岩が切り立つ大川内山は、江戸時代に佐賀藩(鍋島家)の御用窯が置かれ、将軍家や幕閣への献上品を幕藩体制がなくなるまで作り続けました。 レンガ造りの煙突や30軒の窯元が立ち並び、350有余年の歴史と伝統が息吹いています。文化庁では、地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産」として認定しており、平成28年4月に、大川内山の歴史及び景観が「日本磁器のふるさと 肥前~百花繚乱のやきもの散歩~」に認定されました。また、外国人観光客に向けて1~3のおすすめ度で観光地の魅力を紹介している「ミシュラン・グリーンガイド佐賀 WEB版」で、大川内山は「寄り道する価値がある」を意味する二つ星として紹介されています。
佐賀県立九州陶磁文化館

九州全域の陶磁の歴史、古陶磁、九州各県を代表する現代の陶芸家の作品、江戸時代に輸出された蒲原コレクションや有田磁器を体系的に収集した柴田夫妻コレクションなどの江戸時代の有田焼コレクションを展示紹介するとともに、各種企画展を開催しています。
有田内山の町並み

有田内山地区の町並みは、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。 有田焼の発展とともに、“有田千軒”と言われるほど栄えた有田内山地区ですが、1828年(文政11年)の大火によってほとんどの家が焼失してしまいました。漆喰塗の町家や洋館など、江戸、明治、大正、昭和というそれぞれの時代の特徴的な建物が混在しています。
トンバイ塀のある裏通り

トンバイ塀とは、登り窯を築くために用いた耐火レンガ(トンバイ)の廃材や使い捨ての窯道具を赤土で塗り固め作った塀のことです。泉山大公孫樹(おおいちょう)付近から大樽の有田陶磁美術館までの裏通りに多く見られます。